2014年11月8日土曜日

台湾人の論文ってつまらない?!

日本人の発表は分かりやすい!
台湾人の論文は個性や意見がない!


いやいや、日本人の発表ってうまくないやろ!ってツッコミを入れたいのは分かりますが、ちょっと待っていただけますか?
上記意見を台湾の大学院に進学してから何度聴いたことでしょうか...


台湾の研究論文および発表の特徴:
・既存資料(論文/データ)からの引用文が多い
・理論の枠組みはアメリカの論文から拝借、応用(なぜにアメリカ?w)
・論文の中では「文獻回顧」という既存研究の傾向やまとめがメイン
・一次データを図式化せずにそのまま載せるだけ
・発表時にも上記傾向反映
・PPT(: PowerPoint)はモノクロが基本
・PPTのカラーは写真が貼ってある部分だけ
・データが細か過ぎて見づらい
・モノクロすぎて、どこが強調されてるか分からない
・PPTを補助する口頭での説明は緩急があるし、ジョークも挟んで面白い

➡︎結果:話は楽しかったが、具体的な数字などが分からない。研究の傾向はわかったが、分析した上での意見はなんだったのか分からない


なるほど、台湾人が
日本人の発表は分かりやすい!
台湾人の論文は個性や意見がない!」
と、よくいうのは台湾にいてよくよく分かる、うん。
発表がヘタな日本人でもあることでしょうけど、
それはあくまで“ヘタな”人。
上記傾向は台湾人の発表するものほとんどに当てはまることが問題なのです。
政府発表のデータもまた然り(取り扱う身にもなってみてくれ...)


個人的には、レポートを書くたびに、PPT使って発表するたびに、すごく褒められます。
大学まで日本の教育を受けてきて良かったです。日本の教育を受けて来たおかげで、台湾学術界では軽くチートできてます。
正直に言います。台湾の大学院に進学して、日本の大学卒業論文レベルで通用してしまうので、つまらないです!向上心が折れます。


2 件のコメント:

  1. 拝見させていただきました。
    どちらかと言うと台湾の学生(全てではないが)さん逹は、研究したデータを具体的に数値化するのが苦手なのか、または面倒なのかが何となく伺えてきます。あくまでも私の感想ですが……!!

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  2. コメントありがとうございます。
    その見解は的を射ていると思います!
    基本的にどの分野でも台湾人の多くは「他人からどう見られるか」というところを重視”しない”傾向にあるので、これもその結果かと思いますw

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